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スタッフつれづれ日記
みえ市民活動ボランティアセンターのスタッフによるブログです。
【ご報告】事例から平和を考える~ウガンダ元子ども兵社会復帰支援の現場から~が終了しました!

こんにちは!
スタッフの畑中です。


さて、先日3/10(日)に行われた、
「事例から平和を考える~ウガンダ元子ども兵社会復帰支援の現場から~」
が無事終了いたしました!


当日は14名の方にお越しくださり、少人数ながらも活発な意見が飛び交う会となりました。
ご参加、ご協力いただいたみなさま、本当にありがとうございました。


以下、当日の報告と感想などをレポートしました!


最初に


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日曜の朝10時という時間帯ですが、様々な年代のみなさまにお集まりいただきました。

みなさま朝早くからありがとうございます!



栗田さんのお話が始まるまでの間は、みなさまに自由にコーヒーを楽しんでいただく、

コーヒータイムとしました!ヽ(´∀`)ノ

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こんなかんじで、ご自身でお好きなタイミングで淹れていただきました。



自然栽培のウガンダ産コーヒーで、レギュラータイプと深煎りの2種類をご用意しました。
どちらかというと、みなさん深煎りの方がお好みの様子でしたヽ(´∀`)ノ





ウガンダについてのお話




みなさんにコーヒーを楽しんでもらいながら、いよいよ講師の方のお話が始まりました。

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講師をしてくださるのは、認定NPO法人テラ・ルネッサンスの栗田佳典さん。


栗田さんは、ウガンダの元子ども兵社会復帰支援事業に携わられており、
さらに現在は、啓発マネージャーとして、教育機関や行政・企業などで講演活動にて、
子ども兵や地雷について伝える活動もされています。


・ウガンダの文化

そんな栗田さんから、まずは「ウガンダってどんな国?」ということについて
まず最初にお話いただきました!

栗田さんによると、ウガンダはアフリカの赤道直下にある国にもかかわらず、
標高が高いので、気温は20度くらいでカラッとしてすごしやすいのだそう。

なので、日本に戻った時には、日本のほうが蒸し暑いと感じることもあるそうです。


もともとはイギリスの植民地だったウガンダですが、
近年は、首都のカンパラを中心にどんどん発展しているそうです。


・20年以上続いたウガンダでの内戦


ウガンダでは、1986年に誕生したムセベニ政権に対抗し、神の抵抗軍とよばれる、
反政府組織が生まれました。

この神の抵抗軍(LRA)は、戦力の補強のため、
大量の兵士を必要としました。


それが、子ども兵です。


子ども兵は大人の兵士と比べ、数が多く扱いやすい(洗脳しやすい)と
と考えたLRAは、多くの子どもを誘拐し、子ども兵にしました。


その数なんと約3万人で、全体の兵士の約8割ともいわれています。

【コンゴ民主共和国】子ども兵(2006年撮影)_convert_20190320195326 
        銃を持つ子ども兵の写真




・元子ども兵・チャールズ君の話

ここで、栗田さんは、ウガンダの元子ども兵の
チャールズ君(仮名)の話をはじめました。


チャールズ君は、神の抵抗軍(LRA)によって誘拐され、
子ども兵にさせられた一人です。


彼は、ある日突然誘拐され、数日たった後、
自分の生まれ育った場所に連れて来られ、銃を持った兵士に、
自分の母親を殺すように命令されました。

従わなかった彼に対し、母親の片腕を切り落とすよう命令され、(そうしないと、彼と彼の母親の命はないと言われた)、
彼は、母親の片腕を切り落としたそうです。

とても衝撃的なエピソードです。



このように、神の抵抗軍は、子ども兵の友人や親族を自らの手によって、
傷つけさせるという手段をとり、子ども兵に対し強引に、
「兵士として生きるしかない」という道を選ばせました。




選ぶ道がなかった子ども兵のことを考えると、とてもやりきれません。


子ども兵についてのワーク



後半は、ウガンダや子ども兵の実態について話していただいた後、
子ども兵について考えるワークを行いました。

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今までのお話をふまえ、いくつかのテーマに分けワークを行いました。



・もし自分がNGO職員なら?



まず最初のワークは、「もし自分がNGO職員の立場なら、どうするか?」というものです。

NGO職員として、子ども兵の状況を知って、どのようなことを考えなければいかないのか、
ということについて、まずは一人ひとり考えてもらいました。

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ワークの様子



さらに、各グループ内で発表し、どう思うか?ということを話し合ってもらいました。

出てきた意見の中には、

・子ども兵一人ひとりに対し、メンタル面のサポートをする。
・住まいなど、生活環境を改善する支援を行なう。
・教育をはじめ、多方面から村自体の経済力を上げる

などがありました。
みなさん、とても真剣に考えてくださり、聞いていても勉強になる意見がたくさん出ました。


・子ども兵は被害者か?加害者か?


この次は、「子ども兵は被害者か?加害者か?」ということについて、
みなさんに話し合ってもらいました。

多かった意見としては、加害者100%ではなく、被害者であり加害者でもある、
という意見でした。

どちらかというと、誘拐などで強制的に兵士にさせられた子ども兵については、
被害者のほうがあてはまるのではないか、といった意見もありました。


ちなみに、子ども兵は経済的な理由などで、自ら志願して兵士となる場合もあるそうですが、
ウガンダの場合、子ども兵となるのはほぼ100%誘拐からだそうです。


・どうしたら許せるのか?

最後のワークでは、「村の人たちがどうしたら元子ども兵を許せるようになるのか?
ということについて考えました。


元子ども兵は、被害者でもあり加害者でもある、というようように、
村の人たちにとっては、村を襲った加害者でもあることから、
子ども兵が軍から解放され、元子ども兵となってからも、
自分の生まれ育った村にとけこめない、といった問題があります。


ウガンダでは、「恩赦カード」といったような、誘拐などで強制的に子ども兵に
させられたと分かる場合は、罪に問われない決まりがあるそうですが、
そうはいっても、子ども兵に対し複雑な気持ちを抱く村の人々もいます。

そこで、ウガンダの村々では、儀式を通じて、子ども兵と和解するといった、
その土地の文化があるのだそうです。


テラ・ルネッサンスでは、「相手を知るには、その土地の文化を知り、それを尊重する」ということを
大切にし、それぞれの土地にあった支援を行っているということを栗田さんはお話してくれました。


また、元子ども兵の社会復帰に向けた支援活動として、
職業訓練や基礎教育を行っており、その中でも、「相手の内なる力を引き出す
ということを大切にし、元子ども兵の自立に向けた支援を行っているということです。



最後に

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今回のイベントは、普段なかなか知ることのできない、「子ども兵」というテーマについて、
現役NGO職員の栗田さんからお話を伺えるという、貴重な機会となりました。

私自身参加者として参加させていただいていたのですが、こうやってじっくりと考えることって、
なかなかないことだなという風に感じました。

だからこそ、今回参加者のみなさんと交流しながら、お互いの考えを共有することもできて、
知識を得るだけでなく、深めることもでき、とても貴重な時間になりました。


改めて、栗田さんをはじめ、ご協力・ご参加いただいたみなさま、
本当にありがとうございました。


・おまけ

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イベント中は、ウガンダのゴマを使ったシムシムクッキーというお菓子をご用意しました。
「シムシム」は、ウガンダの言葉で「ごま」を意味するそうです。

ゴマたっぷりで、とってもおいしかったですヽ(´∀`)ノ



参加者のみなさんにも好評だったようで、「買いたい!」といってくださった方も
おられました!(ありがとうございます!)
(売上分は、元子ども兵への支援金として、テラ・ルネッサンスさまへ寄付をさせていただきました)






 以上になります。お読みいただきありがとうございました!





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